健康診断で引っかかった方・要精密検査の方へ|大阪市北区天満橋の医療法人佐藤内科クリニック

健康診断で引っかかった方・要再検査の方へ

健康診断・検診に関心がない方へ

  • 健康診断は受けているが結果を確認していない
  • 過去の健診結果を把握していない
  • 要再検査となっても、特に症状は出ていないので医療機関を受診していない
  • 忙しいを理由で2次検診を受けていない
  • 2次検診を受けたいが近くのクリニックは平日しか空いておらず受診できていない
  • そもそも健康診断を受けていない

上記のような項目に当てはまる方は【要注意】です!

大阪府大阪市北区天満の佐藤内科クリニックでは、平日の患者受け入れはもちろん、土曜日も朝9時から夜18時まで診療しております。平日はお仕事で忙しいサラリーマン、平日は子育てで医療機関になかなかかかれない主婦の方は、ぜひ佐藤内科クリニックにご来院いただければと思います。

また、佐藤内科クリニックは、当日中に採血結果が分かる迅速検査・当日中に画像診断ができるエコー検査を行っております。
院内混雑を緩和するためにweb予約を受け付けております。ご来院される際は事前に予約いただくことをおすすめいたします。
※予約をされていなくても、直接ご来院で診療対応できますのでご安心ください。

予約

突然ですが、日本人の年間死亡数の内訳をご存知でしょうか。

令和3年(2021) 人口動態統計月報年計(概数)の概況によると、日本人の死因は1位「悪性新生物(がん)」、2位「心疾患」、3位「老衰」です。そして、この上位3位で死因全体の半分以上の割合を占めています。つまり、この上位3位の項目が要因で亡くなる方を減らしていけば日本人の平均寿命はさらに上がるということです。

引用:【厚生労働省】https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai21/index.html

日本人の死因上位3位の内訳

第1位「がん」(26.5%)

2021年、がんで亡くなった人数は38万1,497人。死亡率にすると26.5%です。つまり、日本人の4人に1人が、癌が原因で亡くなっています。

もはやがんは誰がなってもおかしくないほど身近な病気です。さらに、癌の中でも「大腸がん」「胃がん」「肺がん」は男女ともに罹患数が多いです。
この記事をご覧になった方で、実は、健康診断の結果で便潜血陽性だったけど、放置していたという方はいらっしゃいませんか?
癌は、早期発見・早期治療が重要です。いますぐに医療機関を受診いたしましょう。

第2位「心疾患」(14.9%)

心疾患とは心臓の病気全般のことを指しますが、心疾患の大部分が「虚血性心疾患」という病気です。

これは冠動脈の血流が悪くなり心筋(心臓の筋肉)が酸素不足や栄養不足になる病気で、2つの種類があります。

狭心症

動脈硬化で冠動脈が狭くなり、心筋への血流が足りなくなるのが狭心症です。狭心症の発作は「胸が苦しくなる」「息切れ」「呼吸困難」といった症状で、長くても15分くらいでおさまることが特徴です。

心筋梗塞

心筋梗塞は冠動脈でできた血栓によって心筋へ血液が送られなくなった状態です。心筋梗塞は胸をえぐられるような非常に強い痛みで、長時間症状が続く場合があります。

また、心筋へ血液が送られない状態が続くと、その部分は壊死してしまい心機能が著しく低下する病気で、重症になると死に至る可能性もあります。

これらは健康診断の心電図の結果で指摘されることが多いです。健康診断で心電図異常が指摘されている方で放置されている場合は手遅れになる前に医療機関を受診してください。

第3位「老衰」(10.6%)

老衰とは加齢によって、さまざまな身体機能が衰弱していき亡くなることです。

歳をとると、臓器や筋肉の働きが衰えます。
他にも老化が影響して、全身の細胞や臓器が炎症を起こしやすくなります。
すると、今までの日常生活が少しずつできなくなったり、食事をしても栄養が吸収されなくなることで、次第に生命活動の維持が困難となってしまいます。
人間である以上「老衰」を避けることはできませんが、「老衰」を遅らせることはできます。そのポイントの1つは生活習慣を良くすることです。そして、もう1つは病気の早期発見・早期治療を行うことです。

病気の早期発見・早期治療を行うためには定期的な身体のチェック(健康診断)が重要です。症状がないからといって放置すると、気が付いたら重篤な病気になってしまう場合が多いです。健康診断で異常値が出ている方は、症状の有無に関係なく医療機関を受診するようにしましょう。

しかし、毎年健康診断を受けてはいても、結果の数値があまり分からないなどの理由で再検査・精密検査を受診していない人も多いのではないでしょうか。
実際、健康診断の結果をもらっても、各項目の言葉や数値になじみがなく、よくわからないとおっしゃる患者様も多くいらっしゃいます。また、「要注意」「要検査」を指摘されても、特にご自身の身体の調子が悪くなければ、お仕事など日常生活の忙しさにより、受診を忘れてしまう場合があるでしょう。

健康診断自体は精密な検査ではなく、”病気になるリスクの高い状態”を見つけ出すこと(スクリーニング)が目的です。したがって、「要注意」「要検査」項目があったとしても、再検査をしても結果として今は治療をしなくても良い、となることは珍しくありません。
しかし、健康診断の結果をしっかりと受け止めて適切に対処することで、深刻な病気などが突然起こり今後の生活に支障が出るといったことを防げますし、早く病気を見つけることができれば将来的に金銭的・時間的にも負担が大きい治療を受けずに済むことにつながります。
健康診断で異常が指摘されたら、面倒だなと思わず、ぜひお早めに医療機関を受診してください。もちろん佐藤内科クリニックでも健康診断を行っておりますので、しばらく健康診断を受けていないという方はお気軽にご相談ください。

健康診断で指摘されやすい異常値の項目について

健康診断では、身体中の様々な臓器の健康状態を把握するため多岐にわたる項目を調べます。中には、何の異常なのか分からない、ということもあるでしょう。当院では異常値を指摘されて不安な気持ちを抱えている方に対して、なるべく早く的確かつ精密な検査、必要に応じた治療提供が出来る体制を整えております。

糖尿病:血糖値、ヘモグロビンA1c(HbA1c)

健康診断で血糖値やHbA1cが高いという指摘を受けた場合、糖尿病や糖尿病予備群の可能性があります。糖尿病は放っておくと様々な合併症を引き起こし、取り返しがつかなくなってしまう病気です。 また、糖尿病の種類はいくつかありますが9割近くの糖尿病患者は2型糖尿病で、運動不足や不摂生など、「生活習慣の乱れ」が原因の一つです。放っておくと深刻な合併症を招きますが、健康診断などで早めに気付くことが出来れば、運動療法・食事療法を行い改善を図ることで重症化しない場合がほとんどです。

糖尿病とは

血圧

家庭血圧では135/85以上、診察血圧が140/90以上の場合、高血圧と診断されます。血圧が高い状態が続くと血管や心臓に負担がかかり、自覚症状がなくても動脈硬化や心臓肥大が進みます。その結果、脳卒中や心筋梗塞、心不全、不整脈、動脈瘤、腎不全など、多くの循環器病が起こります。これら高血圧症の合併症は、放っておくと危険度の高い病気が多いため血圧が高くなっていることが分かったら、すぐに医療機関を受診しましょう。

高血圧とは

脂質異常症(高脂質血症):コレステロール・中性脂肪(トリグリセリド)

中性脂肪値が高い・LDL(悪玉)コレステロール値が高い・HDL(善玉)コレステロール値が低い、これらのいずれかが当てはまれば、脂質異常症と診断されます。よく血液中の脂質が増えても自覚症状がないため放置している方がいますが、脂質異常を放置すると増えた脂質がどんどん血管の内側にたまって、動脈硬化を引き起こします。近年では、脂質異常症は動脈硬化の危険因子の中でも最大の因子であると言われています。

脂質異常症(高脂血症)

高尿酸血症:尿酸値(UA)

痛風は高尿酸血症によって血液に含まれる尿酸という成分が結晶化し、それが足指の関節などにたまって激しい痛みを起こしている状態です。高尿酸血症は、痛風発作を起こすだけでなく、尿路結石や腎機能障害などにつながる可能性があります。痛風発作を起こして高尿酸血症であることがわかったら、痛みを解消させる治療だけでなく、高尿酸血症の治療もおこない、正常な尿酸値をキープするようにしましょう。

高尿酸血症とは

クレアチニン(Cr)・尿素窒素(BUN)・推算糸球体ろ過量(eGFR)

クレアチニンは筋肉を動かすためのエネルギーを使うと発生する物質です。また、尿素窒素は血液のなかの尿素に含まれる窒素成分のことで、タンパク質が利用された後にできる残りかすです。「クレアチニン」も「尿素窒素」も私たちの身体にとっては不要なものであり、尿として体外に排出される成分です。一方で、これらの数値が高く出るときは尿を作っている腎臓の機能が低下していると考える必要があります。 腎臓の機能は、eGFR(推算糸球体ろ過量)という指標で示されます。eGFRは腎臓の中にある「糸球体」が1分間にろ過している血液の量のことで、腎臓にどれくらい老廃物を尿へ排泄する能力があるかを示しています。eGFRの値は年齢・クレアチニン値・性別から計算され、この値が低いほど腎臓の働きが悪いということになります。 健康な腎臓は1分間に90mL以上の血液をろ過しており、採血結果の値としてはeGFRが90mL/分/1.73m²以上だと、腎臓は十分に働いていると判断されます。

尿蛋白・尿潜血

蛋白質は私たちの身体を構成する非常に大切な成分のため、健康であればほとんど尿の中に排出されることはありません。しかし腎臓に何らかの異常が起こり病気になると、腎臓の中で老廃物をろ過する機能をもつ糸球体を蛋白が通過してしまい、尿の中に出るようになります。尿蛋白は何らかの腎臓病の初期段階である可能性が疑われ、そのまま放っておくと病気が進行し透析治療が必要になることも考えられます。 また尿潜血は腎臓がん・膀胱がんといった悪性腫瘍、尿管結石といった泌尿器科の病気や、腎炎の可能性が考えられます。いずれも一時的なもので問題がないケースもありますので、あまり不安視し過ぎず、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

ビリルビン・AST(GOT)・ALT(GPT)・γGTP・ALP、アルブミン

これらの項目は肝臓に何らかの異常、機能低下がみられた際に、通常よりも高くなったり低くなったりします。肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、病気になってもなかなか症状が出にくい臓器です。何らかの症状が現れたときには、すでに病気がかなり進行している可能性があるため、初期段階で気付くことのできる健康診断での早期発見がとても重要です。 当院は日本肝臓学会認定の肝臓専門医が3名在籍しており、血液検査や超音波検査を通じて、詳しい原因を突き止めることが可能です。上記の値で異常値が出ている方は佐藤内科クリニックにご来院いただければ、専門医が診療いたします。

肝機能障害

貧血(血色素量・赤血球量・ヘマトクリット)

貧血の診断に一般的に用いられているのは、血液検査の1項目である血液中のヘモグロビン濃度(血色素量)です。貧血の原因としては鉄分不足が最も多いですが、体内で出血が起こっていて貧血と判断されている場合もあります。体内で出血を起こす原因としては、胃潰瘍・胃がん・大腸がんや、女性では子宮筋腫などの病気の可能性が考えられます。

膵臓(アミラーゼ,リパーゼ)

膵臓の働きを判断するのが血液検査の「アミラーゼ」と「リパーゼ」の項目です。アミラーゼとは膵臓に含まれる消化酵素のひとつで、十二指腸に分泌され、でんぷん(糖類)を分解する働きがあります。リパーゼはアミラーゼと同様、膵臓に含まれる消化酵素のひとつで、十二指腸に分泌され、脂肪を分解する働きがあります。膵臓の働きが正常でない場合、この「アミラーゼ」と「リパーゼ」が血液中にでてきてしまいます。膵臓の異常は見つけにくく進行してしまうと命にかかわる危険性がありますので、もし異常が指摘された場合はお早めに医療機関を受診するようにしましょう。

心電図

心電図は心臓の電気信号を波形として記録するものです。健康診断では、主に「不整脈」などの心臓の異常がないかを調べる目的で検査されます。特に「心筋梗塞」や「狭心症」発作のときには、心臓の電気的活動に異常が生じるため異常波形が出現します。 ただし、測定時の心電図に異常がなかったからといって心臓病がないとは限りません。心電図は、計測しているその瞬間の波形しか記録することができないためです。当院では、健康診断で「心電図の異常」が指摘された方はもちろん、健康診断で異常が指摘されていなくても、心臓に気になる症状がある方に対して、24時間持続的に心臓の波形を計測するホルター心電図を使用し精密な検査を行うことができます。健康診断で心電図異常を指摘された方、異常は指摘されていないが症状がある方は、お気軽にご相談ください。

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