受診時の持ち物と注意事項
健康保険証・医療証等
健康保険証が確認できなければ、保険診療として取り扱うことができないため、必ずご持参ください。また、健康保険証の期限が切れている場合は、健康保険証がないものとして扱うことになります。マイナンバーカードの紐付けが済んでいるのであれば、健康保険証そのものは必要がなく、マイナンバーカードで手続きが可能です。月初めの診察日には、健康保険証・医療証を確認いたします。
服用中の薬がある方はお知らせください
内服薬を常用されている場合は、受診時にお薬手帳をご持参ください。お薬手帳がない場合は、薬の名前を医師にお伝えください。
感染対策について
医師やスタッフは、衛生管理のためにマスクや手袋をつけての対応になることがありますので、ご理解のほど宜しくお願いいたします。
保険診療外の治療について
必要があれば、保険外の診療に関しても医師から提案する場合があります。
糖尿病診療の流れ
Step1問診票の記入・医師の診察
ご来院頂きましたら、受付で問診票をお渡しします。受診のきっかけや生活習慣の状態、既往歴などについて詳しくご記入ください。医師が問診票を見ながらさらに詳しく話をお聞きし、必要に応じて血液検査(血糖値・HbA1c値)や尿検査などを行います。
Step2問診・検査結果をもとに診断
医師が診断をするためには、問診や検査結果を基にする必要があります。診断結果が糖尿病の場合は、どのような病気なのか、現在どの程度まで進行しているのか、今後どのように治療をしていくのか等を詳しくご説明します。糖尿病と確定せず、あくまでも疑いがあるという段階であれば、後日再検査を行います。検査結果をさらに解析することによって、詳しい病態を把握することができます。
Step3管理栄養士の食事・栄養相談
糖尿病であれば食事療法が重要となってくるため、管理栄養士が現在の食事について詳しくお聞きします。正確に把握することが重要なため、ありのままの食生活をお伝えください。食事の内容をアドバイスいたしますが、ライフスタイルに影響がない範囲で行い、無理のない改善方法を提案いたします。
※患者様以外のご家族が食事の用意をしているのであれば、食事を作る方もご同席ください。
Step4食事療法・運動療法・薬物療法を開始
食事療法は管理栄養士から指導を受け、運動療法は医師から提案いたします。この二つを組み合わせてもうまくいかない場合は、薬物療法も行う必要があります。また、食事療法と運動療法は、薬物療法を行う間も継続してください。
Step5必要に応じてインスリン注射を導入
インスリンを外部から補給したい場合は、インスリンを自己注射する必要があります。注射の仕方や注意事項は医師から分かりやすくお伝えし、看護師による見本もあるため、問題なく打てるようになります。
Step6定期的な検査・治療の調整
糖尿病は、定期的な通院が必要です。なぜなら、治療の効果の確認や血糖コントロールの調整が必要になるからです。糖尿病は合併症のリスクが高い病気で、特に動脈硬化が進行した際に起こる脳梗塞や心筋梗塞は命に関わる病気です。その他、腎症・神経障害・網膜症は糖尿病3大合併症と言われるほどであり、かかる人も多くいます。そのため、定期的な検診で動脈硬化検査を受け、合併症のリスクを防ぐことが大切です。糖尿病はご家族の理解が必要な病気であり、当院ではご家族に向けた糖尿病教室も行っているため是非ご参加ください。